もろびとこぞりて着替えまつれ、久しく待ちにし悪霊は来ませり

今週のお題「地元自慢」


明日はいよいよハロウィン本番。おさなごを連れ公園へ遊びに行ってきましたら、いるよいるよ、いたよいたよ。華やかそうなママ友とピアノの発表会以上に着飾ったお子様の集団が。うようよいましたね。


あ……本当に日本の一般家庭でもするんだ、ハロウィン。


そもそも。ハロウィンの仮装って悪霊の目を欺くために自分も悪霊のふりをするというのが本来の在り方だと思う。


にもかかわらず、仮装している子どもたちのまごうことなきプリンセス感よ。ものっすごくきらびやかなドレスで着飾っていらっしゃる。何と麗しきお姫様たちであることよ。


こんなに可愛らしいお姫様たち。魅力的すぎるが故に却って悪霊たちに連れ去られる事態を招くことにならないか、ものすごく心配。


さて。プリンセス、といってもそこはおさなごたち。ドレス姿で公園を駆け回ること犬のごとし。わたしのそばまで駆けてきたプリンセスのドレスをよく見たら黒地にハロウィンのお化けたちのイラスト柄(※1)。


うわー、かわいい……のか?


そんなの売ってるんだ。どこで売ってたの、それ。というか、買う人いるんだ。今日という日のためだけに買ったの?セレブなの?それとも来年も着回すの?あるいは普段着なの?


毎年思うのだけど、本来のハロウィンって可愛い系、美しい系のコスプレをする日ではないですよね。日本のハロウィンにはうっすらとした自己顕示欲だとか「可愛いと言われたい願望」のようなものを感じるのはわたしだけですか。


何だろなー、と思いつつ駅前へ向かうとちょうどそこに英会話学校から出てきた本気のハロウィン仮装のおさなご集団が。


包帯(ミイラ?)、魔女、ホネホネ全身骸骨、血糊、傷口、フランケンシュタインetc.


そうそう、ハロウィンってこれだよね。(※2)


いずれにせよ、たったの一日で愛くるしいコスプレお姫様と本気仮装の悪霊キッズたちを見ることができるわが街がわたしの自慢です。


※1 こんな感じ。見かけたのはこのドレスではありません。あくまでイメージ画像です。

※2 本気のハロウィン(楽天roomに飛びます)
カボチャ祭、本気のコスプレ館|ROOM - 欲しい! に出会える。