今宵の月のように

昨晩、皆既月食が気になって外に出た。月食を気にしているのはわたしだけなのか、家の周囲に誰の姿もない。この広い宇宙に月とわたしだけ。ああ「しあわせ」とはこのことか。


寒いのでちょっと見ては室内に戻るという行動を繰り返す。その途中で入浴。


どうせ誰もいないだろうと、風呂上がりの超どうでもいい格好で外に出たらこんな時にかぎってご近所さんと遭遇。


終わったな、わたし。しかも月食についてのマシンガントークを繰り広げられる。確実に終わった、風呂上がりに半袖のわたし、寒し。消え去りたい。地球よ、今宵の月のようにわたしを隠すがよい。

なお、こういう時の対処法は「これが普段着ですよ」という体(てい)で居直ることだと思う。「あら、変な格好を見られちゃって恥ずかしいわ」という雰囲気を醸さない。居直る、これ大事。


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悲しみの果てに何があるのでしょうね。